展示会アンケートのポイント～集計についてもメールで相談可能～

展示会でアンケートをとる際に、どのようなことを質問すればいいのかわからないという方は多いかもしれません。営業を有利に進めるためになるべくなら相手のことを多く知っておきたいものです。しかし、答えづらいアンケートを用意してしまうと、逆に相手に悪い印象を与えてしまいます。上手な質問設定をしなくてはいけません。

こちらでは、展示会でアンケートをとる際の質問設定のポイント、答えやすい質問設定についてご紹介いたします。

展示会でとるアンケートには、押さえておくべきポイントがあります。いろいろなことを聞きたいと思うかもしれませんが、相手も多くの質問に回答をしている時間がありません。ポイントを押さえたアンケートを作成してください。

後で詳しく説明をしますが、なるべく回答しやすい設問設計にしましょう。例えば、文章で記入しなくてはいけないような設問が10問あったとして、その回答にどれくらいの時間がかかると思いますか？

おそらくですが、数分は必要になります。

展示会には、様々な企業が参加します。自分たちしか展示をしない展示会を行うのであれば、アンケートは多少時間がかかるものでもよいでしょう。しかし、複数の企業が同時に製品を展示する場合、アンケートに時間を取られてしまうとその企業の展示を見る気がなくなってしまいます。なぜなら、アンケートに答えている時間で他の企業の展示を見ることができるからです。仮に答えてくれたとしても、答えが抽象的だったり雑だったりします。これは答えた相手が悪いのではなく、時間がない中で答えづらいアンケートを提示した側の責任です。答えるのが難しいアンケートを用意すると、そもそも答えてくれなかったり信頼性のある答えをしてくれなかったりします。

なるべくなら回答しやすい設問を用意しましょう。回答しやすい設問については後で詳しく解説をします。

BANTとはBudget（予算）、Authority（決裁権）、Needs（必要性）、Timeframe（導入時期）の頭文字をとったものです。アンケートを設計する際に、これらの情報を集めることは非常に大切です。これらがわかるような設問を設定してください。

先ほど紹介したBANT条件を元に、設問を設定するのがおすすめです。しかし、回答はなるべくシンプルにして、文章で記入しなくてはいけない設問は外すべきです。

そこで効果的なのが選択方式にすることです。例えば「購入時期は決まっていますか？」という設問を用意するとします。これはBANT条件における導入時期を尋ねるための設問です。これだけだと相手は文章で答えを記入しなければいけません。そこで「3ヶ月以内、1年以内、検討中、導入予定無し、すでに導入中」という選択肢を用意してください。

こうすれば、相手がどれくらいの時期に導入予定なのか大まかですが把握できます。3ヶ月以内、1年以内の場合は顧客になる可能性が非常に高いです。このように回答をあらかじめ用意しておいて、選択すれば答えられるようにしておきましょう。

他の設問としては「どの製品に興味があって、お立ち寄りいただきましたか？」「貴社が抱えている課題はありますか？」「興味のある製品を教えてください。」などがBANT条件に関する事項を質問しているのでおすすめです。

また、選択式にすれば回答はしやすくなりますが、それでも設問の数を多くしすぎるのはやめましょう。アンケートは営業をするための材料なので、細かな情報は営業がアプローチをかける中で聞き出していかなくてはいけません。アンケートですべてを明らかにする必要はないので、BANT条件を知ることができる設問を最大でも10個程度用意すれば十分です。

展示会アンケートは非常に重要です。質の高い情報を集めるためにも、まずは質問設定から意識しなくてはいけません。いろいろなことを聞きすぎるのではなく、必要最低限のことをシンプルに答えられるような形で質問設定をすることを意識してください。相手に数秒で答えられるようなアンケートを用意するのが理想です。

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